【思考する目】40「老木」 長島義明
今、僕は一本の木を眺めている。と云っても写真の中に写っている老木です。
それは粉雪の舞う初冬のロッキー山中で見た木で、杉か檜か僕にはわかりませんが回りに立つ樹々を圧倒するほど大きく威厳のある木でし…
WEB投稿誌にして美術雑誌、誰でも読み手または書き手になれる、真面目なアート系サイト「DRAGON ART CREATOR’S REVIEW」はこちらです。

今、僕は一本の木を眺めている。と云っても写真の中に写っている老木です。
それは粉雪の舞う初冬のロッキー山中で見た木で、杉か檜か僕にはわかりませんが回りに立つ樹々を圧倒するほど大きく威厳のある木でし…
寒い冬
凍る谷川を見て僕はあらためて思う
「自然にはかなわない」と
その表情の豊さと美しさ
薄く凍った谷川の表面
その下に水は静かに流れていた
さらに上流に…
旅をするとさまざまな人に出会う。ここに公開した記念写真もそうだ。想像もしない人と出会い。
夜遅くまで彼の話を聞き、酒を飲んだ。
そして、酔っぱらったついでに記念写真を撮ろうと云う事になり、僕のカメラで…
1995年1月17日阪神大震災、あれから13年の年月がたった。
忘れようとも決して忘れる事はない。つらい記録です。
1月17日の震災記念日が近づくと思い出します。
多くの写真と思い出をブログに書いて…
人は全て自分だけが特別な存在と思っている。親に対して、兄弟、姉妹に対しても、まして他人などは自分の事などこれっぽっちもわかってくれない。理解してくれないと思っている。実は僕自身そうであったし、今も…
昨日、パキスタンで元首相のプットさんが暗殺されました。
その報道で思い出した事があります。それは1984年、インドで暗殺された
インディラガンジー首相の事です。共に父親が首相であったこと。ブットさ…
漆黒の闇の中
創造の神は突然光りを放ち、虹色の帯を広げる
ドクドクと流す涙は生命の素
誰知ろう宇宙創造の姿を
僕は一枚の貝の中にそれを見たんだよ
ポルトガルのファティマの町で写真を撮っていた時に大きい顔の男性に出会った。
「可笑しいだろう、写真を撮ってもいいよ」
男性は僕のカメラを見て、声をかけて来た。
「誰でも僕の顔を写真に撮りたがるよ、こん…
ここに一枚の写真がある。アフリカの親子の写真。
彼女は侵略してきた複数の兵士に暴力を振るわれ、傷つき、侵され、父親もわからない子供を生んだ。子供に罪があるはずはない。生まれた子供はかわいい。たとえそ…
せっかく男と女がいると云うのに同性どうしで愛し合い、今では結婚さえも認められるようになった。
アメリカの話だと思っていたが世界の流れがそうなっているようだ。
マッチョな男どうし抱き合いキッスをする事を…
先日2人のアメリカ人に会った。
一人は古くからの友達で僕と同年輩、そして30半ばになる彼の息子である。ジョンは子煩悩でボランティア活動にも熱心な男で一人息子以外に養子縁組したベトナム人の男子を育てて…
今の日本におにぎりひとつ食べられないで餓死する人がいる。
日本国憲法では「全て国民は平和で健康的な生活をする権利がある」と書かれている。
その為の生活保護法もある。ではどうして餓死する人など出て来る…
綾花ちゃん「ねえ、じいじ。ドクちゃんが結婚したと新聞に出てたけどドクちゃんて誰。そんなに有名な人なの。」
じいじ「そうだね、ドクちゃんはベトナムで生まれた結合双生児といつて、ふたりの子供がくっついて…
いっぱいの粥、いっぱいの雑炊を求めて人は行列をつくる。満たされぬ空腹、もういっぱいの粥を求めて、再び長い行列の後にならぶ、1時間のちに、やっと手にする2はいめの椀。3度めの椀は、もう、ない。
塩味だ…
ジャカルタの下町NORA,すえた,悪臭ただよう路地に水をくみだすポンプがあり、次々と人がやてってきてはバケツに水を汲んでいた。しばらくその場にいて、ふっと、思い出した。どこかで見た光景だ。遠い昔の…
カストロに会ったのは1993年7月だつた。当時、アメリカのビデオジャーナリストが単独インタビューをしたことがニュースになったほど、カストロは表に出なかった時代である。常に暗殺者に狙われていて、キ…
エルネスト チェ ゲバラ 1928年アルゼンチン生まれ
1959年、カストロと共にアメリカの傀儡政府を倒しキューバ革命を成し遂げた男。彼のベレー帽をかぶった髭ズラのポートレイトポスターは「ゲリラ ヒ…
闘牛士はマントを操り、寸分の差で突進してくる牛の角を避け、優雅に舞う。背に4本の手槍を打ち込まれた牛は怒り狂い、興奮し、鮮血を流しながら、闘牛士を角で突き刺す瞬間をさぐっている。闘牛場の満員の観客は…
アメリカ西海岸にポイントロボスと云う所がある。そこはちょっとした半島になっていて、一年中塩をふくんだ強風が太平洋から吹いている。そのため多くの樹木は真っすぐに育たない。しかし、ぐねぐねとひねくれた木…
1989年6月4日に起きた北京の天安門事件から18年になります。毛沢東の肖像画が掲げられる天安門の前の広場で民主化を求めるデモ隊とそれを排除しょうとする軍、警察が衝突して多くの犠牲者が出て事件となった…
線を引く。この行為は人間だけのもの。紙の上に、地図に、大地に線を引く。
東西ドイツを分ける為に引かれていた線はベルリンの壁だった。その壁が人間の意志により壊され、線はなくなり東西ドイツは統合された。…
生まれたばかりの子供は何を思い、なにを感じているのだろう。
その命は人間の創世記に繋がっていて、昨日突然生まれたわけではない。
父母と祖父祖母とそれ以前の血の繋がりがあり今の命がある。
そう思うと君…
写真は本来、レンズを使い実像を虚像に移し替える化学であった。デジタルカメラはやはりレンズを使うがアナログと違い、実像を数字に置き換えた世界で、今までの写真とまるきり異なり、デジタルには虚像はない。虚…
極東ロシア北緯40度、ツンドラの草原に朽ちた船があった。丸太をくりぬいた原始的な船である。おそらくその土地に嵐がきて川から打ち上げられたのであろう、いったい何時の時代の船だろうか。なかば土と化す船、…
人間の目から入る映像はさまざまな感情を呼び起こす。 ここに提示した写真はインドネシアで撮影したコウモリの住む洞窟だが、この写真を見た人の90%以上の人は気持ち悪いと感じる。これが白い鳩の群れだと、ま…
真っ白な鳩がブルー色したモスクを背景に飛び立つ、この写真はソ連(当時)の国境に近いアフガニスタンの町、マザァリシャリフで撮影したものである。真っ白な鳩の群れが飛ぶ光景は平和そのものだった。まさか、そ…
この親子の写真はニューヨーク、ハーレムの子供達が消火栓から出る水をシャワーにして遊んでいる中に、幼い子を抱いた母親が飛び込んできた時に撮った写真です。学校に行く前の幼い子供は、親と行動を共にし、外を…
アメリカ中西部の荒野に美しい岩の回廊がある。洞窟ではなく、大地の裂けた、岩の回廊である。天井は裂け目になっていてそこから太陽の光がそそいでいる。岩の曲面は氷河期の氷の動きにより、削られ出来たのだろう…
未だ朝早い、未開の大地は日が出たばかり。岩穴の洞窟に住むコウモリ達は黄金色した天井にぶら下がり睡眠をむさぼる。海から大地が現れて、最初に生まれたコウモリはまぶしい光が似合わない。草木も生えないモニュ…
母が海とするなら、父は大地と云えるだろう。
父の懐はいつも温かく、安心する。全ての危険から守ってくれて、時々、怒りもするが、全て僕の為。
朝早くから仕事に出るが、遊んでくれる、大好きなお父さん。朝食…
タイ、アユタヤの仏教遺跡の中に睡蓮の花咲く小さい池がある。そばに立つ仏像がその池に投影され、暖かい静かな風景を作っている。
草の上に座り、休んでいると二匹のトンボがやって来て睡蓮の葉に止まり、やがて…
ガラパゴス諸島にある、ひとつの島では海イグアナと陸イグアナが住んでいる。イグアナはカリブ海の島々、中南米にいるポピュラーな生き物だがほとんど見かけるのは陸イグアナで海イグアナはあまり見かけない。双方…
自然は偉大な芸術家だ。と云うが、僕は写真を撮っていて、つくずくそれを実感する。
一人の人間が持ち得ない長い時間をかけて自然は地球をキャンバスに絵を描き、造形を作る。
それは時にサイケデリックでさえあ…
僕はキューバの産院で、一人、出産を終えたばかりの女性に出会った。生まれた子供は看護婦のそばで泣いている。その泣き声を聞き、女性は微笑み、一筋の涙を流した。元気に泣く子供の声を聞いて安心したのだろうか…
生まれて間もなく、まだ産湯も浸かっていない我が子を抱く母親と、その子をみる父親。
新しい家族の誕生です。結婚した男女2人の家庭も家族と云う時もあるが、やはり、そこに子供が加わって、初めて 「家族」 …
海は生物全ての母である。僕はヒマラヤの山中でアンモナイトの化石が無数に転がっている谷間を歩いた事がある。卵形をした20cmほどの石を割るとアンモナイトの化石が現れる。インドの北、ラダックでは女性が赤…
人間の誕生を見つめる時、その神秘的な瞬間は感動なしには語れない。これから始まる人間の物語。それは誰もが経験し、こうして母親の体内から生まれる事から始まる。概念では分りながら、僕もまたこの瞬間に立ち会…
思考する目(1)で乗せている写真はこのテーマを象徴する為の物で、言わば看板です。これから公開していく写真が本で云えば、その内容になります。初めに見て頂く写真は 「山を見る老夫婦 」 です。この写真は…
人間が持っている五感の中で目の役割は何だろうか。目から入る映像は脳に直結して、物の醜悪、好み、美、などが判断され、悲しさ、可笑しさ、寂しさ、哀れみ、感動、等の感情を呼び起こす。写真家と云う職業はその…
DRAGON ART CREATOR’S REVIEW • Powered by Wordpress • Management by Kouhei Muramatsu • Logo&Icon Kintaro Takahashi