[いけばな/鋏の音 6] 展覧会 紫苑
耳の後ろくらいのところで、ずっと思っていたことがある。 それは、いつでも元の場所に戻れるということだ。長い間培ってきたものはそれなりにちゃんと身体のどこかに蓄えられていて、そう簡単には失…
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耳の後ろくらいのところで、ずっと思っていたことがある。 それは、いつでも元の場所に戻れるということだ。長い間培ってきたものはそれなりにちゃんと身体のどこかに蓄えられていて、そう簡単には失…
先日、親しい友達をお招きした。
わたしのもてなし料理は得意の餃子だ。
初めて我が家を訪れてくれる友達に餃子ではちょっと色気がないけれど、せめて花をいけるということで、色を添えた。
作品 A @リビン…
すっかり秋になった。
昨日までの真夏日はどこへ行ったの?と言うくらいに、唐突にそれはやって来た。
久しぶりに古巣の流派のHPにアクセスをした。
かつての仲間達はどうしているのだろう。
そ…
音楽の向こうに思い出のシーンが浮かぶことがある。
例えば、誰かとバーの止まり木でグラスを傾けていたときに聴いた曲が、突然耳に飛び込んできたりすると、当時のシチュエーションがそのまま鮮やかに浮かんでき…
わたしはその白い時間が大好きだった。
花器と花材を前にした瞬間、わたしの頭の中は真っ白なキャンバスになる。
失恋した日、両親の諍い、友達との行き違い、仕事上のトラブルなどなど。
それらすべての日常…
今から四半世紀前。
わたしは、花鋏を置いた。
一日の大半を割き、最高の癒しでさえあったいけばなに、決別したのである。
生け花を始めた動機は、かなり不純だった。
当時勤めていた銀行で、先輩が花嫁修業に…
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