■展覧会' カテゴリー

宝田伸昭展 ─ 画廊と一緒にできること  よいち

宝田伸昭さんの初めての個展が開催される。
今回ここで、開催前に紹介したい理由は、「作品とは何か」「創るとは何か」「画廊は人に何ができるのか」について一つの例を提示したいからである。
宝田伸昭さんは、…

エミリーに打ち砕かれてしまった。

エミリーに打ち砕かれてしまった。
六本木の新国立美術館でエミリー・ウングアレー展を見て、いままでアート、特に絵画について考えてきたことが試され、壊され、確認された感覚だった。それは絵画とは何であるか…

『静物画の秘密』の秘密をバラす  村松恒平

静物画? おお、つまらない! というのが我が裡の第一の反射である。
しかし、『ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密』。
秘密というからには、そこにはすごい秘密があるのだろう。
そして、その秘密の鍵…

【絶勧!】エミリー・ウングワレー展

【エミリーの絵は、トリップする。何がいいか、じゃなくて、トブんだ。】
*
絶対のお勧め、【絶勧!】というシリーズを始めます。
薬師寺展の日光菩薩、月光菩薩も【絶勧!】だったのですが、見に行ったのが終…

『バウハウス・デッサウ展』印象  村松恒平

芸大美術館に『バウハウス・デッサウ展』を見に行く。
バウハウスは、建築を主軸とした美術・工芸の学校とその周辺のムーブメントを呼び、デッサウは校舎が移転したときの地名である。
いわゆるモダニズム建築の…

モジリ兄の首は長すぎる  村松恒平

新聞屋に券をもらったので、モジリアニ展を見てきた。
見る前から、あんまり好きではなかった。
見たあとも、やっぱり好かなかった。
モジリ兄とか、桃尻兄とか。
深く暗い地下鉄に乗って語呂合わせばかりを…

「私が見ている向こうがわ―からだで感じる美術」展 ─光島貴之さんの御紹介─ よいち

[ はじめに ]
光島貴之さんが、久しぶりに関東で展覧会とイベントに参加されます。
私は初日に行くつもりですが、その夜のレビューでは告知に間に合わないので、先に御紹介をさせていただきます。
[ 光島貴…

アフガニスタン支援のイベント「Heart Piece展」 長島義明

   
アフガニスタン支援のイベント案内
「HEART PIECE 展」
主催、伊丹市
場所、伊丹市立工芸センター
月日、2月7日から3月2日まで
「内容」 伊丹市民20人が書いたデザイン
     …

ピピロッティ・リストの映像を言語化する試み 村松恒平

雪から雨になった木曜日、誘われて原美術館でピピロッティ・リストを見る。
しっとりと濡れた原美術館で見る現代アートは、しっとりと濡れて黄昏れていた。黄昏、というのは「誰ぞ彼」、薄暗く誰が誰だか不分明と…

北斎には敵わない 村松恒平

北斎の展覧会に行くと毎回無条件全面降伏となる。
「絵がうまい」という素朴な言い方にややこしい理屈がいらない人。
だから展覧会はいつも普通っぽい人々で混んでいる。
最近は技術にマインドが伴わないという…

ムンク展雑感 村松恒平

ムンク見てきました。
ムンクは<フリーズ>という形式で、自室で自作を並べ替えて展示しては、違う印象の「場」を作り出す、という実験というか、楽しみというかを重ねていたようです。今回は、その「装飾性」と…

『ギュウとチュウ』で豊田に行って来た 村松恒平

はるばる東京から豊田市美術館まで『ギュウとチュウ 篠原有司男と榎忠展』を見に行った。
名古屋から地下鉄乗り継ぎ小一時間、そこからタクシーでワンメーター。トヨタは自家用車シティなのか、たまたまなのかタ…

長島義明写真展「ネズミのシッポをふんじゃった」

「ネズミのシッポをふんじゃった」
ユーモアと大人のエスプリを感じる写真を選んでお見せします。
開催期間中に度々写真を入れ替えますので、何度来られてもそのつど、
新しい感動と笑いが得られることでしょう…

おさるのジジ  高橋キンタロー

Shiodome italiaで開催中の
ブルーノ・ムナーリ<-しごとに関係ある人 出入り おことわり->展
http://www.shiodomeitalia.com/modules/mostre…

シュルレアリスムはなぜ疲れるのか/そして、とに〜さんの講演と塩田千春

とに〜さんが横浜美術館で講演、解説をするという歴史的なイベントに立ち会い、『シュルレアリスムと美術』を観てきた。
シュルレアリスム絵画は、一言でいうと「疲れる」。
シュルレアリストたちが夢見たもの、…

絵描き彫刻家 掛井五郎  MOENO

皆さんは、『掛井五郎』という芸術家をご存知だろうか。
彼の芸術家としての肩書きは”彫刻家”だが
彼の作品には、油絵や版画も多く存在する。
そんな彼の個展が、11月7日から南青…

イケイナイコト? “村松恒平コレクションと小品展”

『イケナイコト?<村松恒平コレクションと小品展>』

10月29日より、一週間。
僕が自分のコレクションを公開する。
「普通の人だって、コレクションを公開していいのではないの?」
という問いかけだ。

『裸体と果実』 始まる!

いよいよ亀有ギャラリーバルコにおいて、10月12日より【DRAGON ART】第一回展『裸体と果実』始まります。
10人のアーティストは全員個性派です。どんな展示になるか、これを書いている時点におい…

坂本龍一+高谷史郎「LIFE-fluid,invisible,inaudible」 construction site

坂本龍一+高谷史郎「LIFE-fluid,invisible,inaudible」
「暗い空間には、1.2m四方、30cm高の水槽が3x3個グリッド上に吊られています。水槽内部では人工的な霧が発生し透…

動物大好きパワー!  村松恒平

【DRAGON ART】第一回展にも出展が決まっている「きゃねこ」さん。現在恵比寿のギャラリー『いさら』にて個展開催中。きゃねこ動物造形展「あれはどこでみつけたんだろう」 。9月30日まで。
【DR…

芸術はヘンタイだ!「森村泰昌―美の教室、静聴せよ」展  村松恒平

この展覧会は、6時限の授業と放課後から成り立っていて、作品を観ながら各時限約10分間ヘッドフォンの音声で森村自身のレクチャーを聴く形式で進む。
展覧会は、自分の好きなペースで進めることに魅力を感じて…

目利きとは何か ■「青山二郎の眼」展2  村松恒平

「青山二郎は26歳の時に、建築家で横河グループの創業者・横河民輔(よこがわたみすけ)氏の中国陶磁の膨大なコレクション図録『甌香譜』(おうこうふ)の作成を名指しで委託されました。5年の歳月をかけ完成さ…

裸眼で見ること ■「青山二郎の眼」展

青山二郎の展覧会、これはもう「わくわく」ものである。聞きたくもない告白をすれば、たいていの展覧会は、僕にとっては、せいぜい「わくわ」である。「わく」くらいのときもあるし、「わ」だけのときもある。
そ…

「志水児王展」  伊藤寛明

そぉーっとドアを開けてみると、その部屋は真っ暗で、正面の壁に何やらレーザー光線の赤と緑色のアヤシイ光が壁を這っていた。5m四方程度の平面に天井高さが3.5mくらいある真っ白なギャラリーは、茅場町にあ…

レビュー「ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展帰国展『藤森建築と路上観察』」

「ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展帰国展『藤森建築と路上観察』」
藤森照信研究室
藤森照信は、常々「他人の建築を語るプロではあるが、自分の建築については考えないようにしている。」という。
しかし、展…

コル氏の憂鬱 [ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡 ]〜9/24 村松恒平 

建築家の展覧会というと、設計図や模型などモノトーンなものではないか、と想像するが、この展覧会は、ル・コルビジェの絵画、彫刻、実際には施工されなかった建築や都市計画の設計図をCG化した映像、本人が語る映…

「時光−蔡國強と資生堂」展   下山浩一

「時光−蔡國強と資生堂」展を見る。
春夏秋冬を表した、火薬を用いたドローイングを中心にした展示のテーマは、「時光−蔡國強と資生堂」。
今や中国を代表するアーティストを初期から支援してきた資生堂との歳…

安斎肇『 PORTRAITS − 父ポートレーター、僕イラストレーター 』展案内 村松恒平

 
安斎肇さんのお父上が、肖像画家であるのを知ったのはは、単行本「なす」の編集をしたときである。そのウェスターン風の肖像画表紙を書いたのがお父上である。
この「なす」は安斎さん、しりあがり…

『蒼海副島種臣 全心の書』展 短評  村松恒平

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勧める人あり。表記の展覧会。最終日に滑り込む。五島美術館。
副島は幕末から明治にかけての政治家、書道家。
書は自由闊達な中に、豊かなる気宇を秘める。
書体は多様…

電脳世代のグループ展 『臨時展示空間 「6」』 

福岡県立美術館に『臨時展示空間「6」』を見に行った。
たまにあることだけれど、DM(ダイレクトメール)を見て「この展示は見に行かなければ」と、勝手に使命感を感じて見に行くことがある。
この展示は…

押上の「長屋茶房 天真庵」

出不精なので出かけるときは30分圏内が望ましいのだが、そういう私が小一時間かけてこの押上の店には通っている。
お店の庵主である骨董好きの野村栄一さんは、もともと私のご近所さんだった。12年くらい前から…

写真展「平和だった頃のアフガニスタン」

1977年、アフガニスタンがまだ平和で美しく、魅力に満ちていた国であった頃、僕は45日間、その国を旅行しました。人々は親切で、シルクロードの十字路と云われていたアフガニスタンは仏教遺跡、イスラム遺跡が…

豚の尻尾から手を放せ! 「澁澤龍彦−幻想美術館」 村松恒平

育ちがよく早熟で知性的であるがゆえに、孤独の雰囲気をまとう少年。彼がある蝉が鳴く夏の日に、自分の部屋で秘やかなおもちゃのコレクションを見せてくれた。幻想美術館は、そんな魔法のような時間の中にある。
 …

〜僕が少し縮んだ日〜 [吉良留美個展『蟻(ANTS)』] 生島 国宜

僕は身長が178cmある。体重は58kgである。体重はどうでもいいのだけれど、とにかく世間では割と背は高いほうだ。中学2年の頃から体型は変わらない。
僕は日本を出たことがないので、巷での、たとえ…

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