■著者別リスト

美術の決闘!

美術レビューの(勝手に)日本一を決める決闘です。
『とに〜とムラマツの美術の決闘 タイマンレビュー』
http://taiman.ryukoart.com/
第一回は『静物画の秘密』展を扱っていま…

『静物画の秘密』の秘密をバラす  村松恒平

静物画? おお、つまらない! というのが我が裡の第一の反射である。
しかし、『ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密』。
秘密というからには、そこにはすごい秘密があるのだろう。
そして、その秘密の鍵…

【絶勧!】エミリー・ウングワレー展

【エミリーの絵は、トリップする。何がいいか、じゃなくて、トブんだ。】
*
絶対のお勧め、【絶勧!】というシリーズを始めます。
薬師寺展の日光菩薩、月光菩薩も【絶勧!】だったのですが、見に行ったのが終…

『バウハウス・デッサウ展』印象  村松恒平

芸大美術館に『バウハウス・デッサウ展』を見に行く。
バウハウスは、建築を主軸とした美術・工芸の学校とその周辺のムーブメントを呼び、デッサウは校舎が移転したときの地名である。
いわゆるモダニズム建築の…

モジリ兄の首は長すぎる  村松恒平

新聞屋に券をもらったので、モジリアニ展を見てきた。
見る前から、あんまり好きではなかった。
見たあとも、やっぱり好かなかった。
モジリ兄とか、桃尻兄とか。
深く暗い地下鉄に乗って語呂合わせばかりを…

『地形と夢』限りなく無審査に近い展覧会  村松恒平

第2回【DRAGON ART】祭 おやすみバルコ!解体スペシャル 
地形と夢
2008,4/18〜29 12〜19時まで。
最終29日、17時より解体イベント。19時よりクロージングP。
【趣旨】…

ピピロッティ・リストの映像を言語化する試み 村松恒平

雪から雨になった木曜日、誘われて原美術館でピピロッティ・リストを見る。
しっとりと濡れた原美術館で見る現代アートは、しっとりと濡れて黄昏れていた。黄昏、というのは「誰ぞ彼」、薄暗く誰が誰だか不分明と…

北斎には敵わない 村松恒平

北斎の展覧会に行くと毎回無条件全面降伏となる。
「絵がうまい」という素朴な言い方にややこしい理屈がいらない人。
だから展覧会はいつも普通っぽい人々で混んでいる。
最近は技術にマインドが伴わないという…

ムンク展雑感 村松恒平

ムンク見てきました。
ムンクは<フリーズ>という形式で、自室で自作を並べ替えて展示しては、違う印象の「場」を作り出す、という実験というか、楽しみというかを重ねていたようです。今回は、その「装飾性」と…

『ギュウとチュウ』で豊田に行って来た 村松恒平

はるばる東京から豊田市美術館まで『ギュウとチュウ 篠原有司男と榎忠展』を見に行った。
名古屋から地下鉄乗り継ぎ小一時間、そこからタクシーでワンメーター。トヨタは自家用車シティなのか、たまたまなのかタ…

シュルレアリスムはなぜ疲れるのか/そして、とに〜さんの講演と塩田千春

とに〜さんが横浜美術館で講演、解説をするという歴史的なイベントに立ち会い、『シュルレアリスムと美術』を観てきた。
シュルレアリスム絵画は、一言でいうと「疲れる」。
シュルレアリストたちが夢見たもの、…

批評を考える 村松恒平

「美術の世界」というものがあるとすると、僕はその隅っこのほうにいるアウトサイダーだといえる。
その隅っこのアウトサイダーから眺めていても、美術の世界は狭いなあ、ということが実感されてきた。そもそも美…

イケイナイコト? “村松恒平コレクションと小品展”

『イケナイコト?<村松恒平コレクションと小品展>』

10月29日より、一週間。
僕が自分のコレクションを公開する。
「普通の人だって、コレクションを公開していいのではないの?」
という問いかけだ。

『裸体と果実』 始まる!

いよいよ亀有ギャラリーバルコにおいて、10月12日より【DRAGON ART】第一回展『裸体と果実』始まります。
10人のアーティストは全員個性派です。どんな展示になるか、これを書いている時点におい…

動物大好きパワー!  村松恒平

【DRAGON ART】第一回展にも出展が決まっている「きゃねこ」さん。現在恵比寿のギャラリー『いさら』にて個展開催中。きゃねこ動物造形展「あれはどこでみつけたんだろう」 。9月30日まで。
【DR…

芸術はヘンタイだ!「森村泰昌―美の教室、静聴せよ」展  村松恒平

この展覧会は、6時限の授業と放課後から成り立っていて、作品を観ながら各時限約10分間ヘッドフォンの音声で森村自身のレクチャーを聴く形式で進む。
展覧会は、自分の好きなペースで進めることに魅力を感じて…

目利きとは何か ■「青山二郎の眼」展2  村松恒平

「青山二郎は26歳の時に、建築家で横河グループの創業者・横河民輔(よこがわたみすけ)氏の中国陶磁の膨大なコレクション図録『甌香譜』(おうこうふ)の作成を名指しで委託されました。5年の歳月をかけ完成さ…

芸術日記// 美しい…    村松恒平

昨日は、「京都五山 禅の文化展」へ。
地味ぃ。禅僧は意外に字が下手くそである。
こんなヘタな字と坊主の肖像ばかりをありがたそうに展示されてもしょうがない。
仏像には、国宝とかいいものもあるが。せっか…

裸眼で見ること ■「青山二郎の眼」展

青山二郎の展覧会、これはもう「わくわく」ものである。聞きたくもない告白をすれば、たいていの展覧会は、僕にとっては、せいぜい「わくわ」である。「わく」くらいのときもあるし、「わ」だけのときもある。
そ…

コル氏の憂鬱 [ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡 ]〜9/24 村松恒平 

建築家の展覧会というと、設計図や模型などモノトーンなものではないか、と想像するが、この展覧会は、ル・コルビジェの絵画、彫刻、実際には施工されなかった建築や都市計画の設計図をCG化した映像、本人が語る映…

安斎肇『 PORTRAITS − 父ポートレーター、僕イラストレーター 』展案内 村松恒平

 
安斎肇さんのお父上が、肖像画家であるのを知ったのはは、単行本「なす」の編集をしたときである。そのウェスターン風の肖像画表紙を書いたのがお父上である。
この「なす」は安斎さん、しりあがり…

ドラゴンの饗宴なのだ!

【DRAGON ART】も、7月8日で創刊3か月。オフ会なのだ。
やはり芸術はリアルミーティングに限るのである。
今回は、アーティスティックな料理をケータリングをしてくれる美人料理人がいて、すご…

『蒼海副島種臣 全心の書』展 短評  村松恒平

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勧める人あり。表記の展覧会。最終日に滑り込む。五島美術館。
副島は幕末から明治にかけての政治家、書道家。
書は自由闊達な中に、豊かなる気宇を秘める。
書体は多様…

「金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか? 芸術という例外的経済」2007/6/6のシンポジウム・レポート 村松恒平

「金と芸術」は、いま芸術に関わる人々にとって、関心の高いテーマだろう。リクエストもあったので、このシンポジウムで語られたことについて、ホットなうちに簡単に概観しよう。
ただ有用な情報であっても、あまり…

芸術日記■会田誠・山口晃展『アートで候』と『金と芸術』なぜアーティストは貧乏なのか? シンポジウム 村松恒平

昨日はタイトルの展覧会とシンポジウムをはしごして、その後飲んだ。
これは、僕の提唱する「アート&飲み」の一環である。芸術は本来、酩酊的、陶酔的なものである。
芸術を摂取したときには脳内麻薬を…

能を初めて見てぶっ飛んだ! 『薪能・野守』  村松恒平

昨日は、誘われて深大寺で薪能、野守を見てきました。これは境内の本堂の正面に舞台を特設して行われます。ほとんど宣伝していませんが、数百人の人が座って見物していました。無料です。
狂言は見たことがあります…

枯山水『山河』 村松恒平

日本人には、「見立て」という遊びがある。遊び、といって軽すぎれば美学とでもいえばいいのだろうけれど、僕にとってはそれは重くもなければ軽くもない「遊び」なのだった。
たとえば、盆栽。
盆栽を、鉢に入っ…

豚の尻尾から手を放せ! 「澁澤龍彦−幻想美術館」 村松恒平

育ちがよく早熟で知性的であるがゆえに、孤独の雰囲気をまとう少年。彼がある蝉が鳴く夏の日に、自分の部屋で秘やかなおもちゃのコレクションを見せてくれた。幻想美術館は、そんな魔法のような時間の中にある。
 …

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