【左のポケット】その46『「ブレ」のおもしろさ』 長島義明

Posted on 4月 7, 2008

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今回は「ぶれ」のおもしろさについてです。

御存知の人もいると思いますがアメリカの写真家でエルンスト ハース と云う 写真家がいます。
彼は「色の魔術師」と云われた写真家で初めて僕が彼のオリジナルプリントを見た時あまりの美しさに感嘆しました。 その中の写真に「ぶれ」のテクニックを使った作品がありました。

「ぶれ」による色の濃淡を最大限利用した作品です。

「ぶれ」はスローシャッターを利用したり、追い写しや多重露光をして表現出来ます。少し異なりますが、偏光板や手ずくりフイルターを使用して同じ様な写真を撮る事も出来ます。パソコンを使って、同じ様な効果を造れるようですが僕は残念ながらその方は知りません。

ハースの作品に初めて接したのは僕がパリにいた20代の頃です。
あらゆるテクニックを試して、ハースのような「ぶれ」の写真を撮ってみました。
その一つが今回の闘牛の写真です。

最近は流行らないかもしれませんが、僕は今もカラーのテクニックの一つとして、
こんな「ぶれ」の写真を撮ります。

デジタル時代になつて写真がだれでも安易に取れるようになりました。
それだけ、表現方法も変化していますが、フイルムの特性を生かした表現にも捨て難いものがあります。
「ブレ」による表現もそのひとつです。
どうですか、皆さんもひとつ挑戦されては。

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Author: 長島義明
Profile:日本及び世界の人々、風景を40年以上撮り続けるフリーの写真家。著書にアメリカで出版された「One World One People」 「One World One Child」、「阪神大震災」、がある。 写真展「平和だった頃のアフガニスタン」は日本各地で30回以上開催。アメリカ美術雑誌協会最優秀賞受賞
Data: 2008 年 4 月 7 日 at 5:11 PM

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