[アートサポーターバトン4] 野田恒雄

Posted on 6月 5, 2007

*所属団体名
TRAVELERS PROJECT

*個人名
野田 恒雄

*連絡先(メルアド、URL、電話番号、住所など差し支えのない範囲で)
mail:travel-front@travelers-project.com
URL:http://www.travelers-project.com/
TEL:092-984-6892
ADDRESS:福岡市博多区上川端9-35冷泉荘A11

*アートとの出会いを語ってください
アートとの出会いって、難しい質問ですね。
小学校や中学校の時の図工の時間が好きで、作ったものが県で入選とかしているうちに、興味を持ったのは事実ですね。
その後、高校の時に、山田かまちの絵や詩にはまったり、バスキヤの映画にはまったり、と作品自体よりもその作者の人生に興味がありました。
大学に進学する際、決して自分には芸術の才能があるとは思っていなかったので、美大に行こうということはありませんでした。
理系を選んでいたとは言え、どの学科に行きたいかはっきりしないまま、消去法で建築学科を選択。
入学してみたら、周囲は建築好きばかりで、自分との温度差に焦りました。
慌てて、建築を中心に、デザイン、アート、などの作品や本などに手当たり次第に触れ、次第に色々なアートのことを知るようになりました。
ということなので、
アートらしきものを作り始めたのは、図工の時間ですが。
アートのことを知るようになったのは、大学入学後なので、どのタイミングでアートに出会ったかは分かりません。
アートに初めて感動した時が、アートに出会った時であるなら、高校の時でしょう。

*この道に入ったきっかけ、コース
上記にもあるように、消去法という、大変ネガティブな動機です。

*現在の活動(仕事)内容、活動環境などについてくわしく教えてください。
現在は、no.d+a(Number Of Design and Architecure)という事務所を立ち上げ、建築デザインの仕事をしています。
同時に、TRAVELRS PROJECT という「場づくり」のプロジェクトを立ち上げ、活動しています。
TRAVELRS PROJECTは、「挑戦することを旅のように楽しむ」人たちのための「場づくり」で、建築やネット上などでの表現フィールドのデザインをしています。
例えば、築50年のアパートに20組の様々業種の人が入居し、カフェやバー、ショップやギャラリー、ショール―ム、などを行う「冷泉荘」というプロジェクトがあります。
これは、3年限定のプロジェクトで、東京で言えば浅草のような地域にあり、地域への参加も心がけながら、20人の社員ではできないことを、20組の個人でする、ことを目指しています。
また、トラベルフロントという、トラベラーズプロジェクトの運営事務局兼カフェも、フード/プロダクトデザイナー/主婦/焙煎屋、などの多種の業種を巻き込んだカフェプロジェクトです。
冷泉荘のA11に入居しながら、全体の「フロント」的役割を担っています。カフェとしてのメニューには、コーヒーやフードだけでなく、店内の陶器や家具をそのまま買って帰れます。
モノの良さを体験してもらって伝える、それをきっけにモノの背景を知ってもらう、ということを大切にしています。
そんなトラベルフロントで毎月数回、公開型収録で行っているネットラジオが、トラベルラジオです。
ゲストとのトークや、カフェで行うトークイベントのライブ収録、発信したい人によるインフォメーション、などの番組を配信しています。
現在、福岡市内や県外でも、冷泉荘のようなプロジェクトが進行中で、どんどん「場づくり」を広げています。

*毎日、毎週、毎月、毎年のおよその活動サイクルを教えてください。
建築に関わる仕事が、どうしても長期的になります。
ですから、2~3のプロジェクトを1年かけて、じわっと進めています。

*自分でやって面白かった最近の活動、イベントなど紹介してください(写真入り)
先日4/29に冷泉荘は1周年を迎えました。
その際、昨年のオープニングにつづき、「冷泉荘劇場」というものを開催しました。
これは、冷泉荘という建物を劇場に見立て、劇団がゲリラ的に演劇を行うことで、日常に非日常的感動を刷り込む、というものです。
劇団は、空間再生事業劇団GIGAで、利根演劇コンクールで演出家賞を受賞したりしている、福岡市を中心に活動する劇団です。
今年は、GWに上演予定だった劇の予告版を突然行う、というもので、劇の予告編という本来見ることの無いものを、劇場ではなく一般の建物で見る、ということをしました。
以下、その際の写真と報告→
http://kawabata.travelers-project.com/sample/0704291stAnni/0704291stAnni.html
http://kawabata.travelers-project.com/covercolumn/070429/

*芸術とは簡潔にいうと、「何」?
歴史との対話から生まれる、新たな真実。

*芸術行政や、アートを取り巻く環境や動向について感じていること
最近のまちを巻き込んだアートイベントには、少々疑問があります。
特に、アーティスト自身がプロデューサーを兼ねてしているものは、あまり良いとは思えません。
いいも悪いも、アーティストは一般的な価値観を持っていません。
なので、一般人から見て、それらのイベントは大変無責任で、継続性の低いものばかりです。
とりあえずやりたいことを打ち上げてみよう、それから考えればいいや、みたいな。
まちを巻き込むからには、まちの人への配慮やまちの人とのコミュニケーションが大切ですが、ここはアーティストが一番苦手なところでしょう。
となると、プロデューサーがアーティストだったら、駄目です。
BankARTや妻有トリのように、プロデューサーはアーティストと一般人の中間にあるべきだと思います。
ですから、今後のアートイベントに関して、もっともっとプロデューサーの育成と確立が必要だと思います。

*アートとお金について、よかったら実情や感じていることを書いてください
アートというのは、デザインから見るとそこは聖域です。
その聖域にいる限り、たいていのことが許されている。
「これはアートなんです」は、伝家の宝刀で、他者に文句を言わせません。
しかしそれは、あくまでアートに徹しているからです。
最近の若手アーティストの中には、ちゃんと作品を売っていくシステムが必要だ、なんて言ってアートマーケットを述べる人もいます。
これは、アートという聖域から出るということだ、という認識が必要です。
つまり、一般的な他のビジネスと同じフィールドに立つというわけです。
ということは、一般社会が求めるニーズに対して、一定のサービスと質、そして価格が求められます。
逆に言えば、ビジネスモデルの構築力が必要だということです。
ところが、たいていのさっきのようなことを言うアーティストには、そんな能力のある人はほとんどいません。
というか、アーティストにビジネスモデルを作れ、なんていうこと自体、土台無理な話です。
だとしたら、先述のアートイベントと同じことですが、アーティストと一般人の間が必要なわけです。
このアーティストと一般人の間をつなぐしくみと人が、アーティスト側からではなく、一般人側から現れることが大切でしょう。

*いちばん好きな作家、感動したアートについて書いてください(複数も可)
好きな作家は、特に無し。
感動したアートは、ミケランジェロの「最後の審判」。

*最近、注目している、あるいは面白かった展覧会、作品、モノ、人、コトなど
と、その理由
大竹伸朗。
宇和島にいることや、スクラップをしていること、アングラでサブカルチャー的であること、など僕からは理解出来ないことが多い。

*アートについてお勧めの本
『新芸術トマソン』赤瀬川源平

*今後の方向性や夢
福岡からアジアへ向けて、ニュースタンダードを発信していきたい

*自分の絵画など作品があったら見せて
冷泉荘:http://kawabata.travelers-project.com/
読売新聞掲載記事:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/kikaku/075/

*その他、主張、アピールしたいことなど

自己紹介:800字
野田恒雄
1981年生まれ
出身地:滋賀県
2003年3月 東京都立大学(現 首都大学東京)建築学科 小泉雅生研究室 卒業
2003
 ~2005年 青木茂建築工房 勤務
2005年4月 no.d+a(Number Of Design and Architecure)立ち上げ
2005年5月 TRAVELERS PROJECT 立ち上げ
2006年4月 冷泉荘スタート
現在、古いB級建物の再生デザインを中心に、九州にて活動。

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