映画「レンブラントの夜警」 下山浩一
Posted on 1月 22, 2008
今の日本で正当な扱われ方をしていない映画監督を1人挙げるとするなら、即座にピーター・グリーナウェイ!と言いたいシモヤマです。
そのグリーナウェイの久しぶりの新作「レンブラントの夜警」、すごい楽しみにしていましたとも!
期待に違わず、よかった〜!!
表層的な解説などをまったく受け付けない威風堂々たる「THE ART」でした。
野外のシーンのソフトフォーカスなタッチが美しく、酔わされます。
効果音と大騒ぎで観客の注意を引く類いの映画ではないし、スクリーンの隅々まで張り巡らされたグリーナウェイの謎掛けを読み取ろうと、集中力を必要とされる作品なのですが、ラストに向かってドラマは加速し、レンブラントという才能の存在が鮮明に現れてきます。
グリーナウェイ博士の、見る者を試すような重層的な世界を知らないで、なんとなく見に来てしまった人はお気の毒ですが、セックスと死にまみれたアートの殿堂に思いきり浸れる、期待を遥かに超えたグリーナウェイ世界を堪能し、うっとり。

