『蒼海副島種臣 全心の書』展 短評 村松恒平
Posted on 6月 17, 2007
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勧める人あり。表記の展覧会。最終日に滑り込む。五島美術館。
副島は幕末から明治にかけての政治家、書道家。
書は自由闊達な中に、豊かなる気宇を秘める。
書体は多様。現代のデザインや、アートにつながるようなセンスもあり、大胆な書が多い。
壮気を前面に出した書よりも、本人が大いに楽しんだ気配の創意の書が見飽きない興趣に満ちている。
書にはかなり落差があり、展示された実際的な書き付けの文字などは別に面白くもない。逆にいうと、かなりはっきりした作品意識を持っていたということだろう。年代や気分によって、全く違う書を書いている。
書を見るときは、心の中で運筆をなぞるという。書道を学ぶ人だろう。実際に手を動かしている人が何人もいた。さぞや、こういう鮮やかな書が書きたかろう。感心されること請け合いである。
しかし、筆法をなぞる前に心法をなぞらねばなるまいよ、おっさん。
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