【思考する目】14 長島義明

Posted on 5月 23, 2007

アフガニスタンの白い鳩

真っ白な鳩がブルー色したモスクを背景に飛び立つ、この写真はソ連(当時)の国境に近いアフガニスタンの町、マザァリシャリフで撮影したものである。真っ白な鳩の群れが飛ぶ光景は平和そのものだった。まさか、その一年後、ソ連から戦車が列をなし、この町に侵攻してくるとは想像もしなかった。それ以後アフガニスタンは戦場となり、ソ連が撤退した後も内戦、アメリカの空爆、戦争と続き、現在もテロが頻繁に起きている。あの真っ白い鳩が飛び交う「平和だった頃のアフガニスタン」はどこに行ってしまったのだろうか。僕は再び、真っ白な鳩が飛び交うアフガニスタンの平和を願い、写真展を続ける。

Filed Under 【思考する目】

★著者: 長島義明
★自己紹介:日本及び世界の人々、風景を40年以上撮り続けるフリーの写真家。著書にアメリカで出版された「One World One People」 「One World One Child」、「阪神大震災」、がある。 写真展「平和だった頃のアフガニスタン」は日本各地で30回以上開催。アメリカ美術雑誌協会最優秀賞受賞
★記事データ:掲載日 2007/5/23 at 10:10:15
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