作品 [秋田スカイホテルの風呂場]生島国宜
Posted on 4月 8, 2007
2005年のことである。私はアルバイトで某会社の全国展示会ツアーにくっついて日本中を回っていた。5つめか6つめの現場が秋田だった。全国ツアーが始まって2ヶ月程が経っており、その間自宅にほとんど帰れなかった私は、秋田では疲れきっていた。そこに用意されていたホテルのユニットバスは全面肉々しいピンク色で、私はその浴槽に浸かって、まったく疲労から回復しない自分の体を感じていた。ぬるま湯の中で、だんだん無心になっていったわけだけれど、ふと私は思った。このユニットバスの色はおかしい。いや、すごい。それから室内の写真を撮ったり、普段は滅多にやらないスケッチなんかをしてその景色を記憶するように努めた。全国ツアーはその後3ヶ月続いた。ツアー中に体が慣れ、異様な程体力のついた私は、ツアー後にこの絵を描いた。あのやたら肉々しいピンクのためにあれこれ描いているうちに、絵はどんどん大きくなっていき、こういう作品が出来上がった。
作品サイズ/1790×1505mm。素材/クラフト紙、ケント紙、トレーシングペーパー、アクリル絵の具、木炭。2005年作品
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